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PGAプレイヤー, ギア特集, 編集部のウェブコラム

Vol.23 :: 気になるユーティリティ、見つけました! 「ツアープロのクラブ特集で、何だかよく見かけるこのUT!」

ウェブコラム Vol.20 ウェブコラム Vol.20 今年、ゴルフスタイルの特集で掲載したPGAツアーや、日本ツアーのクラブセッティングから、気になるクラブを発見した。ウッド系のユーティリティで、タイトリストの915H、キャロウェイ・ビッグバーサアルファ815の2モデルだ。どちらも2015年モデルだが、なぜこのクラブの使用率が高いのだろうか?  まず2つのモデルを見比べてみると、形状的にとても似ていることが分かるだろう。顔はもちろんだが、フェースの厚み、ヘッドサイズなど、酷似している点が多い。ツアープロが望む形状だと言えるだろう。では、なぜ最新モデルではなく、このモデルなのだろうか? タイトリスト915H

まずはタイトリスト915H。ドライバーや3Wが低スピン傾向になるなか、ロングショットでグリーンを狙えるクラブとなるとこのUTになるのだが、915Hは弾道が高く、ややスピンも多めのタイプだ。ボールも低スピン化が進み、いざグリーンオンさせるためには、クラブでスピンを与えることが必要になる。大き過ぎず小さ過ぎないサイズ。それでいて重心もある程度浅めに設定されているので、高低のコントロールができるUTなのだ。使い勝手のよいUTなると、この915Hになる訳だ。

シーウー・キム / テーラーメイドM1 440     ジム・ハーマン / テーラーメイドM1 460

一方のキャロウェイ・ビッグバーサアルファ815は、タイトリストとは少し特徴が違う。低スピン系のドライバーからの流れを汲んだ、飛び系のUTにカテゴリーされる。男子プロは18度を5W代わりに使い、女子プロは20度、23度を選ぶパターンが多い。やはり距離を求めた選択で、女子では高さを出せるロフトのある番手が使える条件のようだ。2モデルとも同じ形状だが、性能は真逆。求める弾道が何かで、選ぶクラブが変わってくるということだ。

キャロウェイ・ビッグバーサアルファ815ユーティリティ

ユーティリティに何を求めているのか。飛び? ロングショットでグリーンオン? 使い勝手? それによって選ぶモデルは変わってくる。今回ピックアップした2モデルは、その代表的な例として、参考にしてもらいたい。    
(2017.07.02)

PGAプレイヤー, ギア特集, 編集部のウェブコラム

Vol.22 :: PGAツアーで流行のギア 「ショートネックマレット パター」&「Lowスピンシャフト」

ウェブコラム Vol.20 Vol.22 :: PGAツアーで流行のギア 「ショートネックマレット パター」&「Lowスピンシャフト」
読者の皆さま、発売中の最新号「ゴルフスタイルVol.92」、2017 PGAツアークラブ大図鑑をお楽しみいただけていますでしょうか。この特集号は1年間楽しめる保存版の一冊! 個人的にもマスターズでは楽しく活用させていただきました。196名のクラブを細かく見ていると、今年のギアの傾向が見えてくると思います。そこで編集部がピックした今年の人気ギアを紹介!!

ショートネック・マレットパターが熱い! 元々、ジェイソン・デイら数人が使用していたショートネック・マレットパターだが、ジェイソンに続いて、現世界ランク1位のダスティン・ジョンソンも同タイプのパターを使用し、みるみるランキングを上げていった。モデルは、テーラーメイド・スパイダーツアーレッドとスパイダーツアーブラック。

ショートネック・マレットパターが熱い!

ベントシャフト、センターシャフトのパターはフェースバランスだが、このショートネックは、若干トゥ側が下がるため、フェースローテーションが必要となるタイプだ。一般的なブレードタイプを使用する選手の「もう少し方向性を安定させたい。だけど、自分でアジャストする幅もほしい」という要望を適えたという訳だ。実際に使ってみると分かるが、決してやさしいマレットパターではない。だが、こういうパターをPGAツアープレーヤーは求めているということが分かるだろう。

ショートネック・マレットパターが熱い!
    まだまだ続く「低スピン」傾向 飛距離に対する開発ベクトルは年々加速しているように見える。ドライバーやFWの重心構造から始まり、次はボールの低スピン化。そして、今年のPGAツアー取材で感じたのは、ウッド系シャフトに対しても、低スピン傾向を強めたモデルが登場し、それに人気が集まっていること。代表的なモデルは、アルディラROGUEツアーシルバーだ。低弾道・低スピン特性で、昨年一気にツアーナンバー1まで登り詰めたシャフトだ。これだけ偏った特性のシャフトが登場したのも、クラブヘッドでのロフトや重心コントロールが可能になったことが大きい。今年もROGUE人気は根強い。

まだまだ続く「低スピン」傾向
[ALDILA ROGUE TOUR SILVER]

そして、プロジェクトXのHZRDUS(ハザダス)シリーズからさらにスピンを減らしたT1100が登場し、このモデルにもツアープロはすぐに飛びついたのだ。特性的にはROGUEと同じく低弾道低スピンタイプ。余計な挙動はせずに自分のパワーをそのままボールにぶつけたいPGAツアープロにとって弾き、粘りという要素はとくに必要ないのかもしれない。一般的には参考にならないかもしれないが、これが世界最高峰のギアに対する捉え方なのだ。

まだまだ続く「低スピン」傾向
[PROJECT X HZRDUS T1100]

   
(2017.04.30)

ギア特集, 編集部のウェブコラム

Vol.21 :: ツアーボール戦国時代!!

ウェブコラム Vol.20 ウェブコラム Vol.21
タイトリストのプロV1と言えば、ツアーシーンだけではなく、市場でも人気を博す、モンスターモデルだ。そのV1のリニューアルが今年。このタイミングに合わせるかのように、各社が対抗モデルをリリースし、ツアーシーンはまさにツアーボールの戦国時代となっている。どのメーカーが生き残り、王者の使用率を奪い取ることができるのか。各社の開発アプローチや独自性を見てみると、かなり面白い。ざーっと、各メーカーのニューボールの特長をおさらいしたい。   Titleist PRO V1 / PRO V1x Titleist PRO V1 / PRO V1x

スピン系のV1、ディスタンス系のV1xという大きな枠組みは変わらないが、今回のリニューアルでの変化は、V1がV1xに近づいたようなイメージだ。フィーリングはこれまで通りソフトなV1らしさのまま、スピン量が抑えられているのか、ツアープロでもXからスイッチしている選手もいる。これは、気になる変化だろう。     SRIXON ZSTAR / ZSTAR XV SRIXON ZSTAR / ZSTAR XV

昨年、PGAツアーでV1に続く2位のシーズン使用率を獲得したスリクソン。飛距離性能とスピン性能には定評があるが、今回はそれぞれのフィーリングはそのままながら、横風の影響を受けにくくなっているとか。悪条件でのパフォーマンスはツアーボールとしての必須要素。安定した使用率に裏付けされる性能だ。     TaylorMade TP5 / TP5x SRIXON ZSTAR / ZSTAR XV

独自特許の5ピース構造を採用したテーラーメイドのニューモデル。いよいよこの構造も熟成したと感じさせるのが、V1、V1xを超えるためにプロトタイピングを繰り返して、高弾道で最高到達点の手前で失速せずに伸びていく部分だろう。ドライバー、ミドルアイアンの飛距離が伸び、ショートアイアンでは飛距離は変わらず、スピンの効いた弾道となる。     TaylorMade TP5 / TP5x SRIXON ZSTAR / ZSTAR XV

タイガー・ウッズが契約フリーになり、最初に契約したギアがこのツアーB330Sだ。ケガからの復帰に向けて調整する中で、全メーカーのボールをテストして選んだのがこのモデルだ。同社契約のブライソン・デシャンボーもタイガーと同じモデルを使用する。彼は他メーカーも含めた球体の歪みチェックの上で、このボールを選んだという。    Callaway CHROME SOFT / CROME SOFT X Callaway CHROME SOFT / CROME SOFT X

キャロウェイのツアーボールのコンセプトは、モデル名の通りソフトフィーリング。柔らかい打感ながら初速を落とさずに飛距離性能が高められている。恐らく、ミケルソンらキャロウェイのスタッフプレーヤーの好みが多く反映されているのだろう。ソフトながら芯の感じられるXとの2モデル展開だ。 


タイトリストとしては、これだけ多くの使用プロがいることもあり、リモデルのタイミングでもそれほど大きく変化させることはできない。選手としては変わらないことがタイトリストだと感じているからだ。そんな王者に対抗すべく、他の4メーカーは新しい技術を盛り込み、飛距離性能とスピン性能という相反する要素を高い次元で融合させようとしている。この図式もまた面白い。  
(2017.03.17)
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