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Vol.33 :: タイガーのツアー82勝で締めくくった 日本初開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」
日本で初開催となったPGAツアー、「ZOZOチャンピオンシップ」。タイガー・ウッズが、初日から首位を守る完全優勝で、サム・スニードが持つツアー通算82勝に並ぶ記念すべき勝利となった。主催者側からすれば、まさに理想の展開、結末で、日本で初めてのPGAツアーを最高のカタチでスタートできた。
惜しむらくは、大会2日目の豪雨による順延、翌土曜日にはギャラリーの安全を考慮した無観客試合となり、入場券を購入した約4万人がその目でPGAツアープレーヤーの生のプレーを見ることができなかったことだ。自然災害だから、どうしようもない。もちろん、起こりうることではあったが、この大会中にぶつかったことが残念でならない。だが、そんな変則スケジュールのなか、松山英樹とタイガーの優勝争いは見応えがあった。緊迫感の伝わってくるライブ放送も、日本のこれまでの録画放送に一石を投じるカタチとなっただろう。
2万人のギャラリーたちがコースを埋め尽くし、注目組はそのホールを丸ごとティーグラウンドからグリーンまで取り囲む。タイガーやローリー・マクロイ、松山以外の組でも、ギャラリーたちは選手のプレーに大きな歓声を投げかけていた。ホールの至る所から上がる歓声は、まさに本場PGAツアーを見ているようだった。
大会初日に、アメリカでPGAツアーを撮り続けるカメラマンが、「アメリカでもこんなに(客が)入らないよ!」と、口にしていた。それだけ、試合の雰囲気は日本ツアーと別次元だったのだ。プロスポーツが盛り上がりは、選手のプレーを讃える観客をなくしては語れない。その一体感こそが、スーパープレーを生み、試合を作り上げていくのだ。アメリカには、その見る文化が備わっている。だからこそ、NFL(フットボール)やMLB(メジャーリーグ)、NBA(バスケットボール)などのプロスポーツが、ビジネスとしても成功しているのだ。
一方の日本では、文化として根付くには時間がかかる、そう思っていた。しかしこの大会で、その考えが間違っていたことに気付かされた。日本のギャラリーたちは、間違いなく大会を作る大事な要素となっていた。マナーの良さは、今さら言うまでもない。ゴルフが、魅力あるスポーツとして日本に根付く可能性を改めて感じることができた。
日本開催の米女子ツアー「TOTO」は、ここまで熱狂することはなかった。やはり世界最高峰のPGAツアー。世界ランクのトッププレーヤーだからこそ、会場はあれほどまでに熱狂したのだ。6年契約というこの大会。あと5年はこの感覚を楽しめる訳だが、今回エントリーしていない、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、ジャスティン・ローズらの参戦は、今後の楽しみとしてとっておきたい。
ホンモノを見せつけてくれた、8日間。選手はもちろん、日本のギャラリーの素晴らしさを改めて感じることができた大会だった。
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