Kim Braly Story
Kim Braly Story [キム・ブレイリー物語] ::
シリーズ第2回 時代を作り上げた男の選択
これがフリー百科事典「ウィキペディア」にあるプロゴルファー尾崎将司、通称ジャンボ尾崎の紹介記事である。この記事を読むまでもなく、ジャンボ尾崎は日本プロゴルフ界最強のゴルファーである。本人の性格なのか、あるいは意図的にそういうキャラを演じたのかはわからないが、マスコミやファンへの対応がヒールっぽい印象を与えたために好き嫌いが極端に出るのはやむをえないとして、それでもジャンボ尾崎が歴代ナンバー1プロゴルファーであることには誰も異論を挟まないだろう。 プロは「勝ってナンボ」の商売である。勝たなければ何を言っても始まらないのがプロの世界だ。その「勝つ」ことに誰よりも執念を燃やし続けたのがジャンボだった。勝つためには何にでも挑戦した。 「もともと天性の才能があったんだよ」 ジャンボの活躍をその一言で片づける人もいる。確かに恵まれた体格や天性の才能もあっただろう。だが持って生まれた才能は、プロ入り後数年で食いつぶし、長い低迷が続く。OBを「尾崎ボール」と揶揄された時代である。それが復活したのが88年、ジャンボが41歳になってからである。以後、89、90、92年と賞金王になり、94年から98年までは5年連続賞金王に輝く。なんとジャンボが絶頂期を迎えたのは、プロスポーツ選手としては引退年齢に差しかかる40歳を過ぎてからだった。あえていうが、12回の賞金王のうち、9回は40歳以降に獲っているのである。この奇跡の復活を遂げた背景に、ジャンボの貪欲なまでの勝利への執念があったことに疑いはない。いいと聞けば何でも試した。常に勝つための道具、勝利につながる情報に関心を寄せ続け、自ら試してみていいと分かると、それが業界の常識破りでも構わず採用した。 日本で初めてメタルヘッドをツアーに持ち込み、初めてチタンヘッドを使い、初めてアイアンにカーボンシャフトを装着し、さらにピッチングサンドを発明した。さらに言うならば、後頭部の髪を伸ばすヘアスタイルにしたのも、疲労の原因になる首の裏側の日焼けを防ぐ目的があったのだという。 そのジャンボがアイアン用スチールシャフトで真っ先に着眼したのが振動数理論をもとに開発されたプレシジョン社のFMシャフトだった。それをジャンボは自らの名前を冠した「ジャンボMTNⅢ」アイアンセットに装着している。プレシジョン社はその後、FMを進化させたFCMとライフルを開発。 世界ではグレッグ・ノーマンが最初に使い始め、日本では真っ先にジャンボが使って奇跡の復活につなげたプレシジョン社のFM、FCM、ライフルシャフト。KBSシャフトは、その開発者のキム・ブレイリーが捲土重来を期して開発した、いわば正統な後継機種である。 かつてのライフルシャフトのDNAを受け継ぐ─というより、カリスマシャフトデザイナーのキム・ブレイリーが、あえて自身の頭文字をブランド名にしたKBSシャフト。ある意味で「本家返り」の意味合いさえ伝わってくるネーミングに、開発者の並々ならぬ意気込みを感じるのは単なる思い過ごしだろうか。 [掲載: Golf Style(ゴルフスタイル) Vol.64 2012.09号]
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